HRTはハノイにある鉄道株で日本で言えばJRのような企業になります。
売上の59%は旅客、40%が貨物からの収入となっており、また同社は中国への国境ゲートの路線を2つ保有しております。
鉄道貨物は航空輸送と道路輸送に比べると競争力が低く、配当は上場以来無配です。
PBRは過去の平均PBR(1.5以下)より割高で推移
こちらの株は6月に中国中車(SHA:601766)と提携のニュースより+30%高をして、現在は元の株価に落ち着き始めております。
株価上昇時にはこの提携によりHRTの今後の計画が明らかとなった事が材料視されたようです。
- 南北に新幹線型の高速鉄道の計画
- 中国中車からの技術・人材移転
- 現在の1.5倍となる3000kmの鉄道路線を計画
中国側は将来の高速鉄道(ハノイーホーチミン間)への協力への布石として今回の協力会合を開いた様です。
私はベトナムの新幹線事業はCRRCになるだろうと予想しております。中国中車は契約獲得を有利に進めるため、中国政府から多額の助成金を受け取って入札提示価格を下げる事が可能でベトナムの周りではラオス中部鉄道とマレーシア沿岸鉄道事業に既に参入しております。
また、中国中車はベトナムの鉄道に車両を納入しておりますので、今後の中国の一路一帯政策において同銘柄は注目される可能性は十分あるかと思われます。
結論:ワカリマセン(´;ω;`)
上がる材料はありますが、HRT株は割高水準にあり、織り込まれていると考えております。
また、配当を出していない株のため、保有するうま味がございませんね…という事で見送りしたいと思います
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