SKグループという韓国大手財閥がビングループの最大の外国人株主に浮上しています。
SKは現在、通信、技術、電子、エネルギー、物流、サービスなどの活動を行う韓国最大の財閥(チェボル)企業の1つです。韓国ではサムスン、現代に続く第3位のチェボル(財閥)として知られています。
SK Groupは、2018年までに売上高1,320億米ドル、総資産1,840億米ドルの世界40か国以上で事業を展開している超大型財閥として韓国では知られています。
ビングループだけにとどまらない!SKグループの攻めの投資とは?
ベトナム大手食品会社のマサン(MSN)をはじめとしビナミルクなどのベトナム有名食品株の大株主にもなっているSKグループ。
マサン社に対しては社長任命権も持っています。マサン社は今後3年間は株式を発行する予定はないと発表しており、SKグループとの戦略的パートナシップが強い印象を受けます。
もともとSKグループがベトナムに進出したのは2003年のネットワークシステム開発をベトナムと行ったことからスタートしています。
この頃から石油およびガス-エネルギーの分野では、ベトナム国立石油公社(Petrolimex)との協調が始まります。
エネルギー分野では2007年、SKエナジーがペトロリメックス社(ベトナム)に対して、ヴァンポン湾(ベトナム、カンホア地方)の大型船でにディーゼルオイルを供給しています。
10年後、SK EnergyはPVオイルの5.23%の大株主(第2位)になります。
2018年にはSKは4億7000万米ドルを投資して、マサングループの1億990万株を購入し、最大の外国株主になります。
SK Groupは、このマサン社との取引を通じて、タングステン化学薬品(APT、BTO、YTOなど)を供給するMasan Resourcesという傘下の企業に直接取引を拡大していきます。
ビングループに関しては今年の5月に154.3百万株の購入登録を行い
発行価格は113,000VND/株とすでに10%近くの含み益が発生しています。
まさに韓国のソフトバンク!しかもベトナム投資についてはエキスパートなチェボル(財閥)です!
SKグループや外国ファンドはインフラに投資する傾向が強い
エネルギー、食品、財閥とSKグループが投資する分野はインフラが中心です。人口の数で需要予測のつきやすい確度の高い投資と言えます。
また、最近ではタイの財閥もベトナムのビール株に投資しており、外資はインフラを狙う傾向が強いです。
なのでベトナムのインフラ株というのは注目しておいてもいいかもしれませんね。
ということでもはやベトナムのインフラ企業ともいえるビングループは今後さらに注目される可能性が高いでしょう!
航空会社、スマホ、自動車、電動バス、AI、病院、スーパー、コンビニ、家電、学校などまさにゆりかごから墓場までのサービス体制を整えつつあるこのベトナム版チェボルに今後も注目です!
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