VEAM(VEAM Corp )はベトナムのトヨタディーラーやホンダカーディーラーの持ち分を保有する自動車会社です。(ティッカーVEA)
この企業はキャッシュリッチとして知られており、2019年に50%の配当を支払う予定です。
ぴっぴ
具体的にはVEAMは8月20日時点において13,767億ドンの現金資産を持ち、11月に39%の配当を、2019年に50%の配当を支払う予定とのこと。
現在VEAMは2020年にHOSE(ホーチミン証券取引所)への上場計画を立てており、2020年の第2四半期には完了する予定です。
その際に国が持っている株式を売り出すとのことで、3つのプラン(国の資本割合を51%、36%、または0%)が用意されています。
関係者の逮捕で株価が25%の下落
先日元ゼネラルディレクターが逮捕されたこともあり、株価はしたトレンドですが上場来では3倍近く上がったこともあり健全な調整とも言えます。
また、トラックの在庫が2400台ありますがなかなか売る相手がいないとのことでこちらは不良在庫化していることも考えられます。ちょっと癖のある企業とも言えます。
また、数千億ドンの使途不明金が指摘されていることもあり、この件でインサイダーが逮捕されていることから財務諸表がちゃんとした数字なのかは信用しずらく、不安定要素でもあります。
VEAMの主な活動分野は、多くの自動車会社のエンジンの生産、農業機械、コンポーネントの生産、裾野産業の製品、自動車の製造と組み立てですが、その多くの利益は現在、持ち分適用会社であるHonda Vietnamの30%、Toyota Vietnamの20%、Ford Vietnamの25%の株式からきており、VEAMは毎年、これらの合弁事業から数千億の配当を受け取っています。
間接的にトヨタやホンダのディーラーに投資できる企業として注目されています。
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