こちらの資料は4月22日に発表されており、相互関税を織り込んだ予想であると考えております。おそらく影響は軽微かと考えております。
以下は翻訳した文章です。
取締役会は、2025年第1四半期の経営成績を以下の通り承認する。
- 取扱量:115,916TEU(対前年同期比94.08%)
- 売上高:1669億3300万ドン(対前年同期比105.18%)
- 税引前利益:804億7200万ドン(対前年同期比105.64%)
取締役会は、2025年第2四半期の経営計画を以下の通り決定する。
- 取扱量:135,000TEU
- 売上高:1800億ドン
- 税引前利益:900億ドン
*1
第2四半期は7月にスマートゲート投資が完了するために取扱量が増加するものと考察しております。
2025年の新規投資プロジェクトは以下の通りです。
- STSクレーン2基の導入→2026年Q4に完了予定
- 自動ゲート(スマートゲート)による搬出入システム→2025年7月に完了予定
2025年度の会社業績予想
以下、株主総会の資料より日本語に翻訳しております。
第4条 総会は、2025年の事業経営計画を以下の通り承認する。
4.1 事業経営計画の指標
* 取扱量:650,000TEU
* 売上高:9500億ドン
* 税引前利益:4750億ドン
* 予想配当:払込資本の最低60%
*2
この業績予想から法人税を20%で計算しますと現在の株価指標は以下のようになります。
- 税引き後純利益:380,000 百万 VND
- 1株あたりEPS:9500 VND
- 予想PER:8.05
- 計算日の株価:76,500 VND
- 予想配当金額:6,000 VND
- 利回り:7.84%
配当金額は前年度を下回りますが、増額を期待しております😁
2024年度分の配当につきまして
現在の株価に対して10.46%の利回りとなり、これはインフレ率の3.13%を+7.33%アウトパフォームしており素晴らしい配当利回りとなっております。
1. 2024年配当:払込資本の80%
第1回中間配当:払込資本の30%(2025年2月27日支払い済)
第2回配当:払込資本の40%(2025年6月支払い予定)
第3回配当:払込資本の10%(2025年9月支払い予定)
*3
しかしながら今期の配当は60%とされており、配当金額が下がった件については注意が必要です。(2024年は80%)
直近の株価の軟調はこれを嫌気した売りが一因かもしれません。
この配当金額の減額につきましてはマイナスポイントですが、同社の配当記録が続いている点は大きなプラスポイントであると考察しております。
ディンブー港湾は伸びしろ(ポテンシャル)があると考えております。
同社の優位性・潜在性は中国一路一帯の帰結点である事です。
同社の営業地点は中国チワン自治区からの直通鉄道の終着点であります。
この直通貨物列車は北朝鮮の平壌から中国を経由し、ラオカイ→(レアアース鉱山との接続を経て)→ハノイ→ハイフォン港で帰結します。
つまり同社は今後中国向けの貨物の取り扱いが増える蓋然性があります。
*1*2*3は総会資料より翻訳して掲載しております。
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