数あるウェブサイトから私の記事を見つけて下さり、ありがとうございます。
まず結論から先に申し上げますと食品株:TFCは良さそうで、投機でヴィンGの株も良いかもしれない、という記事になります。
以下、今回は私の今の相場観について頭の中の整理のために書いた独り言になります。
概略:きっと投資では、一般論をいくら並べても儲かりません…
私の予想はこのブログの記事を見て分かる通り、どんどん変わっていきますし、過去の記事にも縛られたくありません…
しかし、自らの間違い、過ちを進んで認める勇気さえあれば、だいたいの場合取りかえしはつくと思います
トレンドが出てくるのをじっと待つのは辛い(忍耐が必要)ですが、私がトレンドを決められるものではありませんし、今は目を凝らせば暗闇の中で何かが動いているのを見つける事が出来ると思います。
メインシナリオ:アメリカはインフレが加速するが、利上げが出来ないのでドル安が加速する
まずは直近5年のドルインデックスをご覧ください。
ドルは年初来 -1.6% 過去1か月絵は-2.23%
1967年からの全期間では-10.9%となっております。
現在、米国はインフレが加速しており、FRBは利下げが出来ずにおります。(インフレ=モノの値上げが止まらない状況です。しかし、トランプ氏の横やり→利下げ要望で利上げが出来ない状況です)
これを、わたしたちの生活に落とし込んで言いますと、今の値上げが続く暮らしの様に 光熱費や食品など基本的な生活に必要なモノがドンドン値上げしている状況でございます。
また、住宅を買った場合、利払いの上昇が家計を圧迫しております。その分、わたしたちは節約志向になっております。
同じ事がアメリカでも起きております。
このような値上げがドンドン続いて生活が大変になった場合、このインフレを退治する方法は1つ、FRBの利上げです。
画像:物価の上昇率 1月は3.2%です
現在、2/13時点でトランプ大統領は「利下げをしなさい」と言っておりますが…利下げをした場合、株高、不動産高、ドル安となりますが、値上げは加速致します。
25年度中、FRBは1回の利下げ予想がございますが、ゼロの可能性もあるかと思います(利上げへ方向転換した場合株は不景気ショックがくると考えております)
1)ドル安になればベトナム株の大型株、食品株の上がるターンがくる
直近のベトナム株の市場トレンドは米国同様に巨大テックから資金が抜けております。
お金は増えるところに集まる習性があります。
今、お金が増える=値上げしているアセットは以下のものがあります。
- 金
- レアアース
- 電気・ガス・水道・ガソリン
- 不動産
- 住宅の銀行ローン(債券の利回り)
- 企業や家計の変動金利(債券の利回り)
- 食品・レストラン
- 服、カバン、おもちゃ、雑貨などのグロッサリー
- 車の価格(レアアースや半導体)
- 旅行代金(ホテル代・海外旅行)
逆にAIはDeepseek等の台頭で値段が下がっております。
だから巨大テックは売りで良いと考察しております。
下記の画像は約60年間のドルインデックスになります。
大きな流れとして米国は金融緩和の連発でドルの価格は下がっている=ドル安トレンドに見えます。
ドル安がこのまま進んだ場合、ビンやマサン等のドル建て負債の多い企業は金利負担が軽減しますのでその分、利益が乗ることになります。
このドル安→ベトナム大型株買いの流れは静かに進行しているような気がしております。
下の画像はビンGの外国人売買動向です。mua は買い、ban は売りです。
https://finance.vietstock.vn/VIC-tap-doan-vingroup-ctcp.htm
すると2/10の週では買いが多くなっていることが分かります。
ビンは資産の内8割が負債で借入金の多い企業になりますが、同社には不動産の価値の担保がありますのでドル安になった場合、金利負担は減り、マーケットの予想よりも増益になる可能性があるのではないでしょうか?
同社の予想PERは34.69と割高ですが、これは上方修正を入れた場合に幾分下がります…が、超大型株ですので様々な人たちが株を買っており、株価の予想は私には困難でございます。
ですので投機枠として買ってみても良いかもしれないと考えております。
2)多くのモノが値上げしていますが優先順位を付けると食品が一番ではないでしょうか?
ここからは食品セクターの話になります。
ずばり、1)の値上げ=お金が増えているアセットの中で一番優先順位が高いのは食品です。~人は食べねば生きていけない~とサムウォルトンは言っております(ウォルマート創業者)
実際にベトナム株式市場では食品株が指数をオーバーウェイトしております。
金は食べれませんし、光熱費は節約ができます。家賃は安い場所に引っ越せばよいし、旅行や買い物もやめる事が出来ます。AIにお金を払うより、まずは食べることが家計の、人々の出費の1番優先事項でございます。
戦時中、大事なことは生き残る事でした。当時は明日の食べ物の心配をしているような状況でした。
つまり、食べ物を毎日食べる事こそ人間にとって最重要の”買い物=お金が集まる場所=インフレ経済の有望セクター”となります。
今のドル安はコロナ給付やウクライナ戦争の戦費負担が通貨棄損というインフレとなって返ってきている状況であると考察しております。
人は食べないと生きていけません。だから食品株(ディフェンシブ株)こそ今、買うべきアセットなのだと考察しております。
3)買うべき銘柄は食品セクター株
ドル高になってもドル安になっても両方が追い風の企業がございます。
それはTFC株です。
現在、日米欧では値上げにより、人々は食費を節約しております。
人間は変化を嫌う習性があり、特に生活水準の低下は誰もが望みません。
ですので、肉、野菜、果物、米などの基本食材は高い国産品から安い外国産にマネーの動きの変化がある場所であると考えております。
TFC株は日本、ウォルマート、コストコ、KFC、セインズベリー(英国)、ウッドわーす(豪州)、セミウォンフード(韓国)、シンガポール、マレーシアにシーフード(エビ、魚、フライ、天心、BBQ用の串焼き)に輸出しているベトナムの食品企業です。
海外への輸出の売り上げはドル建てであると考えております。
(ベトナム通貨で払うアメリカ企業はないと思われます…)
TFCはドル高、ドル安、両方強いと考えております。
仮にドル高になっても同社は輸出の売り上げの95%が海外通貨建てなので越ドンに換算すると為替の下駄が履けます。
また、ドル安になるとそれはインフレ(日本の様に円安でインフレした様に)ですので消費者は高い自国産より、より安価なTFCの商品を買うはずです。
下記は同社の株価になります、今年に入り3週間で+80%近く買われております。
同社の輸出売上高が最も高い市場は欧米豪で合計95.4%です。
- ヨーロッパ(79.72%)
- 米国(12.55%)
- オーストラリア(3.08%)
今、欧米の消費者(飲食店オーナー)は相次ぐ値上げで安いスーパーに行き、高い自国産のシーフードから安価なベトナム産に切り替える動きが起きている可能性が高いと考察しております。
同社の役員の半数が欧米系の外国人だと思われます。(スーザン、デイビット、キム、ブライアン等)その事からも同社は国際的なシーフード輸出企業である事が分かります。
https://cafef.vn/du-lieu/hastc/tfc-cong-ty-co-phan-trang.chn
2024年度の決算は過去最高益を達成しておりまして、会社説明によるとこれは生産設備を拡張し、コスト削減を進めた結果との事です。
また、同社はビーガン、グルテンフリー、蒸し料理などの高度に加工された栄養価の高い製品ラインに力を入れており、これは輸出の内、約95%が欧米であることからもトレンドに沿った素晴らしい戦略であると思います(ベジタリアンや健康志向の消費者を取り込める)
以上、今回の記事はこれで、終了でございます。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたの資産がこれからドンドン増えて良き、人生に幸せが満ち溢れます様に…🌟by ぴっぴっ
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