[WCS] 西部バスターミナル2025年第1四半期決算につきまして

同社の株主総会は延期されておりましたが、経営陣の刷新による遅延だったかも知れません。

今回の人事では39年以上勤務していた副総局長が個人の希望により辞任し、新規に会計主任・情報開示責任者であった53歳の方が役員入りするとの事で、この一連の人事では6名が動いたようです。

株主総会は6月30日までを予定

現在の業績予想は以下の通り発表されております。

  • 売上高:約1770億ドン 約1%増
  • 税引後利益:770億ドン以上 2%増

成長はインフレ以下で物足りませんが、同社の強みは増配記録と国内でビジネスが完結している点にございます。

つまり関税の影響を受けず、不況耐性の強いキャッシュリッチなディフェンシブ企業でございます。

2025年第1四半期

売上高:約470億 VND +8%増

税引後利益:約210億 VND +9%増

年間進捗率は売上26%、利益27%と順調です。このままいくと業績は上振れますから増配の可能性も考えられます。

株価指標

2025年度の予想PERは 11.98 となっております。

計算式は以下の通りです

会社発表の予想 税後利益 770億 VND  ÷ 2,500,000 = 1株あたり利益(EPS) = 30800 VND

仮に第1四半期の様に通期も利益が+9%ベースで伸びた場合 は EPS 32,905 予想PER 11.26  です。

現在の利回りは 4.31% となっており、それほど高い水準とはいません。

同社の魅力は寡占企業である事、ビジネスは国内で完結しており不況耐性がある事、業績が安定している事、配当実績です。

利回りはインフレ率に接近しており、魅力であるとは言い難いですがディフェンシブ株としての需要が株価を支える新しいエンジンとなり得る状況下にあると考えております。

 

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