まず結論から先に申しますと金現物・キャッシュポジションを多めに保有し、株はベトナム国内の内需株が良いと考えております。
私のPF比率は金15%、キャッシュ15%、内需株60%、投機株10%を目標としております。
関税の影響のないセクターはショック耐性があり安全性が高い
本日のニュースによればトランプ関税は貿易赤字国に対して全ての記載がございます。
私はベトナムも対象国であると予想しておりまして、仮に予想が外れた場合(関税を免れたケース)でも日韓中の景気は悪化傾向に傾いていき、ベトナム経済は世界不況の影響を受けると考察おります。
ベトナム経済の各セクターへの影響度は以下のように推察しております。
工業団地セクターは外資が投資を控えるために不利と考えてポジションを大幅に減らしております。31日の市場では工業団地への土地認可移転が期待されるGVR、PHRはストップ安になっております。
これは関税後の世界における景気の悪化と関税によるコスト高を懸念した流れの一部だと解釈しております。
また百貨店のビンコムショッピングセンター株はインバウンドの売り上げ分が今後不況で減る可能性がございます。 また服や靴、エビや水産の輸出など、顧客が海外の企業は影響を受けますので近づかないほうが良いと考えております。
テック・半導体株も米国のテックバブル崩壊に伴い、日韓台湾の製造業で注文減の異変が起こりつつありますから近づいてはいけないセクターでございます。
明るいセクターは「不動産・内需」株
マネーは「増えるところに集まる」という習性をもっております。
金融緩和を始めたベトナムでお金が増える場所はゴールドや農産品、信用成長のある銀行や不動産株がより明るいと考察しております。将来的にこの緩和はすべてのアセットクラスを上げますが、不良債権増加につながる恐れから期間は2028年あたりまでの3年間を投機期間の目安にしたいと考えております。
ゴールドについては金融緩和時に価値を保全するための安全資産であり通貨安耐性がございますので持つべき一番のアセットであると考えております。
現金ポジションは暴落時に株を安く買える軍資金になりますから必須であると認識しております。
農産物につきましては日本のコメ先物業者が1年で約2倍のパフォーマンスを出したことからも良いアセットになると思います。ただ農産・畜産・水産セクターは海外に輸出している企業も多くございますので海外の顧客がいるかを確認する必要がございます。
銀行は現在不良債権の処理中でありますから横並びではなく、ホールセール(大企業)向けのビジネスを行っている企業が有利と考えております。MBB、TCBは信用成長も高く、また個人向けの住宅ローン販売(リテールセール)も好調のようです。ホールセール向けの融資は不良債権比率が多少高くても安全性は高いです。個人向けのローンはレベル5(回収困難レベル)に到達する速度が高い等、確認する点はございますが各証券のレポートの方が詳細に調べているため各個人で見ていただいた方が確度が高いと存じます🙇
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