アメリカの債務問題で金融危機が起きた場合の処方箋はゴールドか経済的にリンクが少ない旧東側諸国・中東の資産を持つ事

2024年6月現在でアメリカのインフレ率は3.3%、GDP成長率は1.9%です。

つまり米国は不況下で物価上昇のスタフグレーション状態にあり、これは日本も同じです。

そうした状況下においてエヌビディアを始めとした巨大テック株がバブルになっており、このまま上昇相場が続くと何処かの段階において相場全体が下落する可能性は十分にございます

相場は高いと思った位置からさらに上げることもありますのでこのバブルは数年続く可能性もあります。

 

ただ、どこかのタイミングでエヌビディア等の半導体・AI関連の上昇の勢いは弱くなる事は歴史が証明しております(チューリップバブルやビットコインバブル等も上昇率が落ちた後で大きく下がっています)

理由はいくつかございますが、以下に要点をまとめます

  1. 米国は2024年の利払いが8700億ドルで防衛予算を上回っている
  2. 債務の増加は100日毎に1兆ドル増えており加速している
  3. 米国の債務上昇に寄り世界の金利は上昇している
  4. IMFが債務上昇に警告を出している
  5. このまま利払いの上昇が続けばで金融危機に繋がす可能性がある
  6. 政治的に何も対策が取られていない点

この暴落に備えるためのヘッジとして有用なのはゴールド・もしくは米国経済と連動性の低い旧東側諸国、資源国である中東(=BRICS)に資産を持つ事だと考えております。

私はベトナムは旧東側諸国経済圏の一つとしてカウントしても良いと考えております。

ただ、米国市場が暴落した場合はどのアセット(資産)も減少する可能性が高いと考えています。

つまりベトナム株も不動産もマイナスを覚悟する必要がございます。

その時の対策方法としては、利回りの高い公益株を買う事だと思います。

また、暴落時に不動産の価値の担保のあるバリュー株やリートを買う事も値下がりを防ぐ有用な手段だと考えております。

 

2008年のリーマンショック(米国発の金融危機)ではリートの利回りが20%を超えましたがその後多くのリートは価格が戻るのが早かったです

また、翌年の2009年のダウ平均は+18%の大幅な上昇をしております。(QE1の開始)

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