ビングループの発売する国産車「ビンファスト」の自動車のニュースです。
外資系の自動車が相次ぎ値上げを発表する中でビンファストは価格据え置き(実質はドン安が進んでいるため値下げと同等効果)になったようです。
ベトナムではインフレとドン安による価格上昇が続いています。小売りの値段はここ最近で体感的に5-6%の値上げになっており、賃金は5.7%の上昇率です。
すべての物価が値上がりする中での価格据え置き戦略は実質値下げセールとも考えられます。
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は、自社製造の3車種の販売価格を据え置くと発表した。
同社は9月1日から3車種の販売価格について、
◇小型車「ファディル(Fadil)」:4億6500万VND(約216万円)、
◇5人乗りセダン「Lux A2.0」:15億0200万VND(約700万円)、
◇7人乗りスポーツ用多目的車(SUV)「Lux SA2.0」:20億VND(約930万円)
にそれぞれ値上げする予定だった。
VICのグエン・ベト・クアン副会長 兼 社長は、「顧客にとって有利な条件を整えるとともに、
販売促進にもつながるため、現時点での値上げはしない」と述べた。
なお、上記3車種の販売価格は現在、◇ファディル:3億9500万VND(約184万円)、◇Lux A2.0:9億9000万VND(約460万円)、◇Lux SA2.0:14億1400万VND(約660万円)となっている。
(VIETJOより引用)
2019年のベトナム全体での自動車販売台数は前年同期比プラス20%
自動車販売時代は好調です。1-7月期の新車販売台数22万3364台と、前年比で2割増、ブランド別トップはトヨタ・ヴィオスとなりました。
ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2019年1-7月期のVAMA加盟各社の新車販売台数は前年同期比+20.0%増の17万1640台、
7月単月では前月比▲1.0%減の2万5828台だった。
VAMA加盟各社とTCモーターおよびその他VAMA非加盟企業を合わせると、2019年1-7月期の新車販売台数は22万3364台、7月単月では3万3267台となった。
2019年1-7月期および7月単月ともに外資はトヨタ(1-7月期:4万5431台、7月:7530台)、地場はチュオンハイ(1-7月期:5万3657台、7月:7785台)が引き続きトップに立っている。
2019年1-7月期および7月単月のメーカー別新車販売台数は以下の通り。
(VIETJOより引用)
日系の各社の販売台数は好調で米国車のフォードも売れているようですね。
私の住むエリアでもビンファストの車を見かけるようになってきました。ビンファストは現在販売台数を非公表にしているために実際の売れ行きがワカリマセン。
日系、韓国系が強いこのベトナムでもベトナム国産車が普及するかどうか、注意深くニュースを追いかけていきたいと思います。
ぴっぴ
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