ベト株ぴっぴ｜ベトナム株ニュースを発信 
この記事の結論を先に言いますと、大型優良株のVIC、VHM、VCB、BVHが良いと考えております。
理由は一番大きな銀行、不動産、保険、企業であるからでございます。
上方修正されたGDP+8％という高い成長目標
越政府はGDP成長率を8%に設定してございます。これを受けて中銀は今年の信用成長率を昨年の15%から16%に引き上げております。
1か月前のニュースではGDP目標は+6.5％と報道されておりましたが、より高いGDP目標に少し驚いております。
スタンダードチャータード銀行も2025年度のGDP成長率は+6.7％と予測しておりますが、これは緩和策をしなかった場合の予測だと考えられます。
昨年 2024年のGDP成長率は7.09％、信用の伸びは15.08％です。
ですので25年の8％成長を達成するには信用の伸びは15％では足りません。
ここで中銀による流動性の追加が必要となるので緩和の観測が出ているのでしょう。
またハノイはインフレ目標を平均4.5～5％に調整したいと考えております。昨年は3.63％ですので、これは今年のインフレが+0.87～0.137％増加する事を意味しております。
ファム・ミン・チン首相は2月14日で、今年8％以上の経済成長を達成するにはインフレをある程度犠牲にする必要があるかもしれないと述べております。
文字通り受け止めますとベトナム経済の2025年はインフレが加速していくと考えております。
政府はまた、投資を促進するために、財政赤字を昨年の3.4％からGDPの4～4.5％に引き上げる余裕も望んでいる。ソース
不景気のベトナム経済でGDP成長+8％を達成するための金融緩和
この緩和の目的は表向きには不景気の経済に対しての財政出動でございます。
現在越国内のビジネス活動は低迷しており、株式市場の流動性は低い状況下にございます。鉱工業生産指数は先月前年比0.6％増、購買担当者景気指数は2カ月連続で50を下回っております。また、不良債権額は24年度末で前年度比+3.4％と上昇しております。※２
これらの数字は、製造業の景気が悪化していることを示しております。これは越経済は現在、黄色信号が点滅している状態を意味しております。
緩和の金額はこちらのソースによれば2500兆ベトナムドン（780億米ドル）が注入されるとの観測が出ております。
この緩和策はアベノミクスの10％程の規模ですが、2013年の追加の異次元緩和額に等しい額になります。おそらく米ドル安にスライドする形で緩和余地が生まれたために流動性の供給に舵を切ったのだと考えております。また私はこの緩和策で越は隣国中国の安い商品に対抗する形である程度の自国通貨安を受け入れる思惑もあるかもしれないと考えております。
翻って私たち日本にはアベノミクスという巨額の流動性の供給の経験がございます、今になって答え合わせをしてみますと上がったのは不動産、外貨（円安の影響）株、債券、商品、等の全てのアセットの値上がりを経験致しました。
世界銀行（WB）はベトナム国は財政余地を活用しなければならないかもしれない。ソース元
また、UOB銀行（シンガポール）以下の様に述べております。
8％以上の成長率は実現可能だが、ベトナムの輸出と製造業だけでは経済を押し上げて目覚ましい成長を達成するには不十分だという。
「ベトナムは、成長を拡大するだけでなく、貿易が不況に陥った場合の悪影響を最小限に抑えるためにも、特に公共投資部門からの資本投資を増やす必要がある。」 ソース元
過去10年の中国の資本投資（公共事業）は40％です。公共投資の増加（空港整備、港湾整備、南北新幹線、高速道路整備）と土地整地の加速による不動産市場の急速な回復は、国内需要を支え、外部リスクを部分的に相殺する可能性がございます。
ホーチミンやハノイの隣接省の土地価格の上昇はすでにこの土地バブルを見越しての投機が入った可能性がございます。
いずれにせよ、この緩和策は民間の借り入れを増やしますので不動産、銀行、商品、建設セクターは2～3年は投機が出来るかも知れません…
私は以前、疑心暗鬼になりながらVIC、VHM、VNMの量を増やしましたが、現在10％以上の含み益となっております。
VNMはマイナスです…😅
結果的にはこのタイミングは良い機会でした。
ハノイはFDIによる成長よりも国内でのインフラ・公共投資に切り替え始めている節がございます。
私はこれからの越株投資はベトナムの国策に沿った形での投機が最もreturnが高いのだと考えております。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございます。
この記事を読まれたあなたの資産が大きく増えます様に…📈🌟
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