チャリンチャリンビジネスのSGNを分析(サイゴングラウンドサービス)

ベトナムの空港でグラウンドサービスを営業しているSGN社について紹介します。

ベト株ぴっぴ

チャリンチャリンって何?

はい、それは同社が毎月一定の収入があるストックビジネスを行っているという意味です。

ざっくり言うとSGNはこんな会社です。

SGNのポイント
  1. 飛行機に乗るときのスーツケースを機内に運ぶ仕事、飛行機までのバスを運転する人、飛行機からおりる時の通路を用意する人の会社
  2. 空港は役人商売なのでライバルが少ない(今は3社独占)
  3. 空港の大きさで売り上げが決まる(発着する飛行機の数で売り上げが決まる)

ベト株ぴっぴ

なるほどっ!空港でのお仕事だ!

はい、そうです。空港でお仕事をする会社なんです。

ホーチミン、ダナン、フーコック、ニャチャンの4つの空港で営業しています。

SGNの業績は?これから株価は上がる?

業績は以下の通り、年々増収増益傾向がみられ、順調です。

  • PER 8.6
  • ROE 42.9%
  • ROA 30.9%
  • 営業利益率 27.2%

株価は2016年に高値を付けてからは調整しています。

SGNの株主は?

ベトナム総空港公社が大株主です、今年に入ってベトジェット(ベトナム最大手のLCC)が入りました。今勢いのあるベトジェットのグラウンドサービスを取れたのは嬉しいですね。

他はピーターシフのファンドが入っています。会長は株主でもあり、ホーチミン空港、タンソンニャット空港サービスの次長から転職してきたようです。ライバル会社からの移動があるあたり、寡占市場なのかな、と感じます。

株価が上がるかについては、そろそろ買い時かもしれません。PERが8台はお得ですし、今はフーコック、ニャチャン、ダナンの発着数が増えていますので、地道に契約航空会社を増やしていっています。フーコックは注目のリゾートなので今後増えそうですね。

3-4年後の新空港オープンまでは配当4%で、このまま増収増益傾向が続けばper10倍台は固いのではないでしょうか?また、運輸業ですので原油価格の下落は追い風になります。

つまらない企業ですが、寡占企業ですので投資対象としては安心できる企業です。

直近の決算は過去最高益を更新

直近の決算では最高益を記録、一方で株価は調整中なので良い傾向です。

業務は地味なので今後の伸びしろはフーコックとダナン、ニャチャンの空港拡張、もしくは新規航空会社の乗り入れを獲得していくことになります。

新規参入(ケータリングなど)などの明るいニュースが欲しいところですね。

流動比率も大きいので外資アクティビストによる配当アップにも期待です。

 

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