現在ベトナムでは自動車販売が好調で日本車、韓国車、米国車や高級車両まで幅広く売れています。

9月新車販売台数2万7767台、ブランド別トップはトヨタ・ヴィオス

ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、9月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーター含まず)は2万7767台で、前月比+29％、前年同月比では+9.5％増加した。このうち、輸入車が前月比+21％増、国産車は同+35％増となった。

引用：VIETJO

VEAは、ホンダの株式の30％、トヨタの株式の20％、フォードの株式の25％を保有

VEA社は本業では農業用機械などを販売していますが、現在業績からは本業よりもトヨタやホンダからの金融収入に支えられている面が強く出ています。

VEAの利益の多くがトヨタ、ホンダ、フォードからの持ち分利益によるものであり、ベトナムの自動車販売が今後も好調なことを考えるとVEA社の業績はこの先、これらの持ち分利益が流れ込むことによって安定的な業績になると考えることもできます。

また、同社は現金及び現金同等物で約15,000億ドンを保有しており、これは資産の約半分を占めていますのでバリュー株として考えることもできますので攻守両方に長けたバランスの良い投資ができる可能性があります。

大株主を見てみますと産業貿易省が89％を保有し、残りは取締役会となっていますのでほぼ国営企業の色が強い印象ですね。

株価はこの1年で2倍になりました。直近の高値からは20％ほど調整が入っており、押し目投資を狙うなら割と良い水準かも知れません。

同社は今後HOSEへの市場変更を計画しており、その時に政府保有株の売り出しもある程度ある可能性もあります。

ベトナムの自動車販売ではトヨタがトップを独走していますので、そのトヨタの持ち分を保有する同社にとっては追い風は暫く続きそうです。