ベトナム株 ハイフォン港(PHP)の今後について調べてみました。

PHPは北部最大の深水港となり、この地域におけるFDI投資やベトナムの工業化モデルの恩恵を最も受ける企業であると考察しております。(南部はSGP・親会社はMVNです)

株価指標について

PHPの投資指標は以下の通りです

予想PER 21.3

ROA 12.4

ROE 15.3

過去7年の決算は増収増益傾向が続いております。

深水港への投資が成長の鍵

同社は2025年第1四半期から運用を開始するラックフェン国際港(ハイフォン)のバース3、4のプロジェクトから大きな恩恵を受けると予想されています。 ラックフェン国際港は、計画面積が約57ヘクタールあり、北部地域で最大の深水港です。

フェーズ 1 では、この港のバース 1 と 2 は全長 750 m で、コンテナ船、100,000 DWT (満載) までの一般貨物船を受け入れます。また、バージ バースは長さ 150 m で、最大 160 TEU のコンテナを積載した船舶、バージを受け入れます。港の貨物取扱量は年間1,050,000~11,00,000TEUになります。

KPIは2025年からの取扱量の変化だと考察しております

現在→2,100,000 TEU/年 (稼働力の25.5%)3つの港湾

2025年度中→3,200,000 TEU/年 (稼働力の35%ラックフェン港のバース3と4の運用開始、既に建設は完了し取扱量は8,000~14,000TEU/年、平均予想処理能力は1,100,000TEUと予想されております)

2029年→100%となります。(私の予測ではおそらく10,000,000 TEU/年を超えると考えております。バースは6まで建設される予定です)

※バース5,6はハテコグループ株式会社というラックフェン港第5-6号の企業によって建設されるため、PHPの売上寄与はないかもしれません…

つまり、ざっくりですが、稼働力=売上=株価はここから3倍になる可能性を秘めていると言っても良いのではないでしょうか?

他の港湾企業の規模との比較

GMD:将来的に2,450,000 TEU/年 (ハイフォン港湾群の31%)

越南部の新港湾の規模はHCMを足すと、ニューヨークやロサンゼルスを上回り、世界最大のコンテナを取り扱う港湾のトップ15にランクインします
 
これによりHCMとカットライ・カイメップ港湾群の年間コンテナ取扱量は合計1,092万TEUとなり、ロサンゼルスの969万TEUやニューヨークの747万TEUを上回ります。
 
さらに、ベトナムには、世界トップ34位にランクインする港が1つあり、それは494万TEUの取扱量を誇るハイフォン港です。
 
上海港 4,330万TEU(世界一)
シンガポール 3700万
ベトナム 3000万
越南部 1092万
ロサンゼルス 970万(北米最大)
ニューヨーク 747万
ハイフォン港 494万
 
現在、越には深水港がなく、シンガポールにて乗せ換え作業がありますが新港の完成でシンガポール超えが見えて参りました😄

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