ベトナムで成功するか?中国産の小型EVを発売するTMTモーターズを調べてみました🎵走行距離は120~300km🚙✨

———2023/07/03追記———

6/29に価格の発表がありました。
Wuling HongGuang MiniEVの価格は239 triệu đồng(約145万円)との事
 
越市場の競合メーカーであるホンダ シティ(150万円~)や起亜のモーニング(104万円~)・VinFastのVF3(134万円~)との価格比較でも厳しい展開になると予想しています😢
 
輸出に関しては分かりませんが、越市場においてはこの車が覇権を取れるとは言いづらい状況かと思います。
よって、こちらの株を買う必要はないかと思います…

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元記事はこちら↓

宏光 MiniEV 

ベトナム株で、何か面白そうな銘柄はありますか?

はい、ビンファストの約半値で電気自動車を発売するTMTモータースが面白そうです😁

私がTMT株に投資妙味があると考える理由

2019年~2022年までの3年間で小型EV販売台数が世界首位となった「宏光MINI EV」という中国の電気自動車があります

TMTモーターズはベトナム国内において、この宏光MINIの組み立て・独占販売店を持っており、その話題性から物色されて株が上がるかも?と考えております

販売価格は未発表ですが、中国では65万円~200万円との事で、越国内でもそれに準じた価格になると予想しております

中国産の小型EVは価格の安さからタイやインドネシアで販売が好調であり、越市場でも一定のシェアを取れる可能性がございます

 

ぴっぴちゃん

前回はベトナムの免税店販売の「タセコエアーズ」について、ご紹介差し上げました

 

ベトナム株AST タセコエアーズ社の決算フォローブログ記事を書いてみました【アフターコロナ・リオープン・観光株セクター】

 

今回取り上げるTMTモーターズはリスクの高い銘柄です

同社の会長は、この小型EVの発売前に持ち株の売却登録をしております。(31,732株)

インサイダーの売りは株価が高すぎるサインとも言われております。

小型EVの発売が話題となり、株価が上がれば売りたいとの思惑に見えなくもありません…

危険な香りといったら失礼ですが、そういう要素を持ったハイリスクな株かと思います🙇✨

それでは、TMT社について概要をお伝えいたします。

【TMTモーターズ】TMT Motors Corporation (HOSE: TMT) 

本社住所 Tầng 9+10, tòa nhà CONINCO, số 4 Tôn Thất Tùng, phường Trung Tự, quận Đống Đa, Hà Nội Vietnam
大株主

Ông Bùi Văn Hữu (会長)

年間生産台数

3万台(内、越国内の販売は5,525台を目標にしています)

※ビンファストは2023年、4月に3798台のEVを販売

ライバル社

・VinFast VF3 未発売(134万円~)

・ヒュンダイ グラウンドi10 (150万円~)

・起亜 モーニング (104万円~)

・ホンダ シティ(150万円~)

※価格はおおよそで為替状況などにより変化する可能性があります

 

事業内容

北部のトラック設備・部品の生産販売、組立及び製造

小型EVは第一段階で3万台、第2段階で6万台の予定

 

 

 

厳しい言い方をしますと、同社が発売する「宏光MINI EV」は現在いわゆる「落ち目」のEVカーになります。

23年1~4月のこの車の販売台数は前年同期比26.5%減と非常に厳しいものとなっています。

 

中国の小型EV市場は現在不況と競合による値下げで利益率が悪化、値引き合戦になっております。

ベトナムも同じく不況で個人は銀行ローンにアクセスしにくいため、国内の自動車市場は厳しいものとなっております

 

TMTの2023年の業績見通しについて

今期の業績予想は売上+56%、利益が+60%と増収増益予想を出しています。

小型EVの車両販売目標は5525台となっています。ビンファストの2023年4月の電気自動車(EV)の国内販売台数は3798台でしたので、越の景況感次第ではありますが、うまく軌道に乗れば達成可能な数字に見えます。

充電は家庭用コンセントで可能となっており、世界の小型EVで売上が3年連続首位という実績も頼もしく感じます

部品は合弁元であるGM(米国)から供給され、組み立てはTMTが行います。

会社発表資料の赤線で引いた5525がこの小型EVの目標販売数になります。

この目標販売台数は工場の稼働状況やオーダーに沿って建てられた目標かと思います。

注意

2023年度の予想は増収増益ですが、同社は2022年の第4四半期に営業赤字を計上しております。

また、小型EVは競合との値引き合戦により、利益率が低く、粗利率は2~3%とも言われています。

よって、小型EVの販売はTMTへの利益貢献が低く、業績は期待できません…

話題性で株が買われるかがポイントになるかと思います。

ベトナムの2023年の4月度・新車販売台数は前年同期比で -47%と半分程度の落ち込みになっています。

4月単月での販売台数は以下の通りです

ヒュンダイ 4592台

トヨタ 4415台

ビンファスト 3798台

フォード 3298台

起亜 2656台

ホンダ 1944台

マツダ 2183台

三菱 1700台

 

外部リンク:4月新車販売台数、前年同月比▲47%減 1~4月期▲30%減

 

不況と銀行ローンの審査が厳しい事で越の新車販売は減っております

中国産EVというのも世界的にまだブランド価値が弱く、知名度が低い中でのスタートは厳しい状況であると言えます。

しかしながら、スマホでは、シャオミが世界第2位のシェアになったように、中国産EVが買われる時代はすぐそこかも知れません

ぴっぴちゃん

不況だからこそ、安いEVに話題性、投資妙味があるのかもしれません🎵

TMT株について、まとめると次のようになります

  • 6月にTMTから正式な発表があり、株価が反応するかもしれません
  • 車体価格が安く、ビンファストに先んじての発売となれば、話題性があると思います
  • 経営環境は厳しいが流動比率など、企業の財務には問題なさそうです
  • 直近では3年ぶりに現金配当が出ています(無配期間が続いておりました…)

本日のベトナム映画紹介は『青いパパイヤの香り(字幕版)』

村上春樹原作の日本映画「ノルウェイの森」の監督としても知られているベトナムの天才監督、フランス系ベトナム人のトラン・アン・ユンがメガホンを取った。ベトナム映画史上初のオスカーノミネート作品になります。

 

日本の映画で言えば「ALWAYS 三丁目の夕日」と「千と千尋の神隠し」をミックスしたようなどこか懐かしさのある70年前の、ベトナムを綴った物語です。(1951年)

 

穏やかな映画が好きな方、越南の古き良き時代が見たい方、植物や水を大切にしたい方、ベトナムの手作り雑貨に興味がある方向きの映画になります。

 

この映画はセリフが少なく、とても映像が繊細で丁寧に作られていて、まるで風景動画を見ているような贅沢な作品になります。

 

越南の持つ熱気や雰囲気、田舎の鳥や虫の囀りが心を静かに癒していきます。

 

古都ホイアン(日本で言えば京都)が好きな人には特に向いている作品かと思います。画面から漂う、ベトナムの湿った空気を吸えば、昔のベトナムを旅行している気分になれるかも知れません✨

あらすじ

1951年ベトナム、サイゴン。浪費家の家長の家に雇われ、田舎から奉公にやってきたムイは10歳の少女。家には働き者で優しい母と3人の甘やかされた息子たち、孫娘を亡くしてから引きこもっている祖母がいた。ムイは、年老いた先輩奉公人のそばで働きながら、料理と掃除を習い一家の雑事を懸命にこなしていく。ある晩、家長が一家の蓄えを持って消えてしまい、家族は苦境に陥る。そしてムイは、長男が連れてきた友人クェンに出会い、淡い恋心を抱くようになる・・・。10年後、美しく成長したムイは、音楽家になったクェンの家に奉公に出る。恋人がいながら、クェンはムイの献身的愛情と花に対する嗜好に気付きはじめて・・

ベトナム戦争前の美しい、失われたもう一つの越南が見たい方は是非ご覧くださいませ😊

青いパパイヤの香り(字幕版)

Amazonプライム無料体験はこちら

予告編はこちらです(無料)

 

漫画で簡単にベトナムの事が知りたい方は、こちらもおすすめです😄


最後までお読みいただきありがとうございました。

TMT株については、定期的にニュースをチェックしてご報告させて頂きたいと考えております。

今後共宜しくお願い致します🙇

それでは、また😁✨

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