この記事では米株、タイ株で長年にわたって人気のセクター、下がらない強い株を参考に、ベトナム株投資にそれを生かしてみたいという気持ちで書いております。
特にベトナムの経済発展のお手本になっているタイの長期間の人気株を知ることで、ベトナム株でも下がりにくい、安全な株を探そうという試みです。
結論から言いますと、ダウ平均採用銘柄では情報技術、ヘルスケアなどのセクターが高PERを長年にわたりキープ、ベトナムと産業構造のよく似ているタイ国では公益事業、電気通信、工業製品およびサービス、エネルギーセクターが長期で株価が高く保たれているようです。
これらの銘柄・セクターを長期間保有することで日常の頻繁な売買をせず、長期放置で大きな果実を得ようという試みです。
ベトナムの公益事業、電気通信、工業製品およびサービス、エネルギー銘柄は?
ここからは具体的な銘柄を1~2つ上げながら各セクターをチェックしていきます。
電気通信、情報技術はFPT(テレコム)
まず電気通信、情報技術ではFPTが代表銘柄といて上げられます。株価も指標も割安でテレコムセクターの代表銘柄です。
公益事業はACVとSCS(空港)
ACVはベトナム空港総公社、ベトナムの空港運営を仕切っている寡占企業です。SCSはそのACV管理下のホーチミンにおいてほぼ寡占状態で貨物ビジネス及び関税手続きなどのベトナムの通関業務の面倒な手続きに強みのある企業です。
この2社はホーチミンの新空港が完成すると特にSCSは売上が大幅に増加することが見込まれます。
サービスはMWG、DGW(食品・サービス小売り)
まず、ベトナムの代表銘柄ビナミルクについて紹介します。
ビナミルクは国内シェア56%の牛乳の会社です。ただし、直近では国内市場が頭打ちとなり、株価はピークから-40%と外国人の売り圧力で下がっています。日本の双日と牛肉事業を始めていますが、2桁成長と言われると、少し物足りなさそうな印象を持ちましたので、今回は別の銘柄を見つけてみました。
MWGとDGWは日本でいうソフマップ(スマホPC屋さん)です。市場シェアは50%前後の最大手。
スマホやタブレットを販売している好調な業績の企業です。
最近はミニスーパーが好調で今のけん引役はスーパー事業です。直近でIPOを予定しており、また他にはAVA kidsという子供服事業も好調に推移。スポーツ用品店やキッチン用品など、幅広いセクターに進出していくことから新しい財閥グループ、コングロマリット企業になりそうな気がします。
DGWについてはこちらの記事にて紹介しております。次点でPNJ(宝石屋さん)です。
工業製品は…分かりません<(_ _)>
ベトナムで工業製品といえば、サムスンのスマホやテレビ、冷蔵庫、エアコン等の数多くの企業がございます。
もはや全然わかりません…ここは外資が多く買っている銘柄に乗るのも手かもしれません。
よく見かける銘柄はREE、GEX、ナガカワ等、様々な工業製造業銘柄がありますが、上がるかどうか…わかりませんm(__)m
エネルギーはGAS、CNG
GASは原油、CNGはガスです。
次点:軍需セクターは…MBB?
昨今の世界的な軍事予算拡大を受けて最も恩恵のあるのでベトナム軍隊金融MBBかと思われます。
結論
以上に上げました銘柄でしたら、これから3~5年と放置しても長期的な株価高の恩恵に授かれる可能性が高いと思い、私も保有しております。
ベトナムの隣にあるタイはベトナムよりも資本主義の歴史が長く参考になります
また、ベトナム経済は日本、韓国、中国と同じ工業発展経済成長モデルを採用しています。
スマホや自動車、白物家電等の外貨の稼げる製造業を発展させて、高度成長期を迎えて、先進国入りするというモデルです。
今後5年、10年と先を見ると非常に有望な市場かと思います。これらの銘柄を持っていれば日々の値動き、暴落に惑わされず、長期の果実を頂けるのではないでしょうか?
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